2000-HPC-82-21 Javaクラスファイルの実行時ループ最適化手法

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概要

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数値計算プログラムでは、実行時間の多くがループに費やされる事が多い。しかし、ループ最適化のためのパラメータは計算機のキャッシュ容量、メモリなどにより異なるため、コンパイル時に決定するのは困難である。そこで、本研究では、パラメータを指定することによりJavaのclassfileから直接ループアンローリングされたclassfileを生成するツールを作成した。それを用いて実行時に得られるプロファイル情報を用い、複数のパラメータから最適なものを選び出し、それを元にJavaクラスファイルを直接書き換える手法を提案する。また、実際に行列積とベンチマークであるSciMark2.0への適用を行なった。その結果オーバーヘッドは無視できる大きさまでおさえる事ができ、実行時ループ最適化の効果が確認できた。
社団法人情報処理学会の論文
2000-08-03

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