実時間オペレーティングシステム R^2-86 核のアーキテクチャ
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概要
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R^2は,制御用ソフトウェアの応答性と移植性の向上を目標とした実時間制御用のオペレーティングシステムである.R^2上に構築されるアプリケーションプログラムは,その大半をC言語により記述することが可能である.さらに,アセンブリ言語により記述されている機械依存部の少数のモジュールを除いて,R^2自体もC言語で記述されている.本論文では,このRn^2システムのうち,マイクロプロセッサ8086上に構築されたR^2-86核の各構成要素の設計思想とアーキテクチャについて述べる.R^2-86核はR^2の基本部分であり,割込み制御,タスク管理,同期と通信制御,例外制御,資源管理,メモリ管理,タイマ制御,入出力制御の各機能モジュールから構成されている.本論文では,上記の二つの目標を達成するために,これらの構成要素において実現されている種々の手法に関して述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-08-15
著者
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津田 孝夫
広島市立大学情報科学部
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津田 孝夫
京都大学工学部情報工学教室
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小林 正典
京都大学工学部情報工学科
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大久保 英嗣
京都大学工学部情報工学科
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白濱 和人
(株)ダイヘン
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楠田 修三
京都大学工学部情報工学科
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杉村 邦彦
(株)ダイヘンメカトロ事業部
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友田 和伸
(株)ダイヘンメカトロ事業部
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杉村 邦彦
ダイヘン
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津田 孝夫
京都大学工学部
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