2000-HPC-82-19 コンパイラによるロード・ストア負荷の軽減
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概要
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プログラム中に内在するメモリアクセス命令は、プロセッサ処理のボトルネックになる可能性がある。そのためコンパイラはRegister Promotionという最適化を行ってメモリ変数をレジスタ変数に格上げし、Register Allocationと合わせてメモリアクセス数を削減している。しかし、通常のRegister Promotionは関数内のみに限定されて行われており、メモリアクセスを十分に削減しているとは言い切れない。本稿では引数レジスタ・返値レジスタを用いて、Register Promotionを関数間で行う手法を提案する。またメモリアクセス削減の初期評価として、レジスタ無限大モデルにおける性能を示し、関数内Register Promotionと比べて性能が向上することを確認した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-08-03
著者
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田中 英彦
東京大学工学部
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田中 英彦
東京大学大学院工学系研究科
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服部 直也
日立製作所中央研究所
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坂井 修一
東京大学工学系研究科電気工学
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服部 直也
東京大学工学系研究科
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飯塚 大介
東京大学工学系研究科
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飯塚 大介
東京大学大学院工学系研究科:現在 日立製作所中央研究所
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坂井 修一
東京大学工学研究科電気工学専攻
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