多次元心的状態を扱う音声対話システムの構築

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本稿では、音声対話システムで多次元心的状態を扱う対話制御方法を提案する。従来、一元的に扱っていた心的状態を多次元的に扱うことにより、各状態が相互に作用し合う複雑な制御が可能になる。また、多次元心的状態をシステムから切り離して管理することにより、各々の心的状態モデルの記述が容易になる。これにより、システムの再利用性が向上し、別次元の心的状態の追加、現状の心的状態の仕様の変更などの拡張性の向上にも有効である。また、汎用性の向上を目的とした音声対話システム汎用プラットフォーム上での実装を行なうことにより、タスクの変更にも容易に対応し、割り込み処理などにも対応した。なお、本稿ではスロットフィリング型タスクを想定し、発話の番に関する心的状態、および確認応答時のユーザの意図に関する心的状態をモデルの各次元として扱う。
社団法人情報処理学会の論文
2001-07-13

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク