並列モジュール記述を可能とした高位記述言語による専用プロセッサ設計支援システム(SYARDS)の構築

概要

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最近のCAD分野では、アーキテクチャのCodesignが注目されつつある。これはアーキテクチャのどの部分をソフトウェアで、またどの部分をハードウェアで実現するかを考察しながら、両者の利点を生かしつつ設計を進めていく手法である。これまで当研究室で提案されてきた設計支援システム(SYARDS)もアーキテクチャ実現に必要なハードに関する情報とそれを制御するソフトを同時に生成していることから、ある意味ではCodesignを行っているとも言うことができる。しかし、設計対象のアーキテクチャが今後さらに大規模化することが考えられることから、ユーザがある程度まとまった処理を1つのモジュールとして定義し、複数のそれぞれモジュールで構成されたアルゴリズムを記述することにより、ユーザがハードウェアであるいはソフトウェアで実現すべき部分を高位の段階である程度イメージ可能となるようなアルゴリズム入力用記述言語の仕様拡張は今後有効になってくると思われる。そこで本稿では、上記の目的を達成するために、C言語を基礎とした並列モジュール記述が可能なアルゴリズム入力用記述言語の開発、その入カシステムの構築を試みる。
1994-03-07