配置パターンと物理属性の分離による配置設計技法とその応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ある構造物の包括的機能を決め, それに従って構成する機能要素, およびその数等を論理的に決定したときに, 機能要素の配置方法によって, 構造物全体の具体的機能が変化する場合がある。機能要素の配置を設計する配置設計の方法は, 設計対象ごとに, 実践的に蓄積されたエキスパートの知識をベースに行われる場合が多く, 一般化された手法は提案されていない。配置対象となる機能要素は, 機能要素の大きさ, 形などの属性(配置属性)を持つ。構造物全体の機能の充足と配置属性から, 配置位置を決定する際の条件(配置条件)が規定される。配置設計過程は, それぞれの機能要素が, この配置条件を満たすように配置位置を決定してゆく。次々と機能要素を配置してゆく場合, 配置の可能な場合の数は, 機能要素の数の増大に伴い, 指数級数的に増加してゆく。実際の配置設計では, エキスパートが経験的知識を基に配置の選択を行うが, 複雑な構造物の配置設計では, 設計の時間やコストがかさみ, 最適な設計を見つけ出すことが容易ではない。既存の, または類似する配置設計例が存在する場合, 設計上の機能と, 構成する機能要素の種類によって, 機能要素相互のトポロジカルな位置関係を表す配置パターンと呼べるものを定義することが可能である。本研究では, 配置設計において, 配置対象となる機能要素の配置属性とトポロジカルな位置関係を表す配置パターンを分離し, 配置設計を自動化するための配置設計手法PAS (Pattern Attribute Separation)法を提案する。本研究では, PAS法を建築物の鉄筋の配置設計(配筋設計)に応用し, PAS法の有効性を検証する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
-
高橋 久雄
日本工業大学建築学科
-
新藤 義昭
日本工業大学工学部情報工学科
-
松田 郁夫
日本工業大学工学部
-
新藤 義昭
日本工業大学
-
新藤 義昭
日本工業大学大学院工学研究科情報工学専攻
-
山地 秀美
日本工業大学
関連論文
- LI-005 スクリプト言語を用いた折り紙ナビゲータの開発(グラフィクス・画像)
- 3D-CG Animationのシナリオ記述言語CPSLとCyber Teaching Assistantの開発
- BT-3-3 3次元CGアニメーションシナリオ記述言語の開発とe-Learningシステムへの応用(BT-3. 動画コンテンツオーサリング技術の動向〜テキスト情報をCG動画・番組として視覚化する〜,チュートリアルセッション,ソサイエティ企画)
- 1335 鉄筋の熱間における曲げ加工および曲げ戻し加工時の性状に関する実験調査研究 : その3 実験III : 熱間の曲げおよび曲げ戻し加工(残り) : 結論
- 1334 鉄筋の熱間における曲げ加工および曲げ戻し加工時の性状に関する実験調査研究 : その2 実験II : 加熱条件設定の基礎調査 : 実験IIIのミクロ組織の考察結果まで
- 1333 鉄筋の熱間における曲げ加工および曲げ戻し加工時の性状に関する実験調査研究 : その1 まえがき : 実験I : 加熱温度による物性調査
- 21112 RC造中柱梁接合部の電算機による配筋詳細図の作成について : その2 dt_1,d_1の変動が終局曲げ強度に及ぼす影響について
- 21112 RC造中柱梁接合部の電算機による配筋詳細図の作成について : その1 電算機グラフィックスによる配筋詳細図作成の概要
- 2目的直並列冗長系最適配置問題へのMOGAの適用と特性分析
- K-044 粘土細工感覚で3次元形状モデルの制作を行う技法の研究(教育工学・福祉工学・マルチメディア応用,一般論文)
- K-022 3D-CGアニメーションを用いた対話型e-Learningシステムの開発と教材制作技法に関する研究(教育工学・福祉工学・マルチメディア応用,一般論文)
- Zバッファ法を利用したオブジェクトおよび衝突検出
- ハイパーテキスト型映像シナリオ記述言語と、これを用いた映像創作演習の開発 ([日本工業大学]情報工学科特集号 高度情報社会を担う情報技術のスペシャリストを育成) -- (情報工学科の研究活動)
- ニューラルネットワークを実現するメモリネットワーク
- I-038 2次元バーコードを用いた3次元形状モデルの制作技法の研究(I分野:グラフィクス・画像,一般論文)
- 1K-2 調音パラメータ空間におけるベクトル量子化
- 仮想骨格モデルによる顔の3次元CGモデルの表情生成
- 1X-1 GAの学習支援システムの構築
- K-018 シナリオ記述言語を用いた映像制作環境の研究(K分野:教育工学・福祉工学・マルチメディア応用)
- 人間型ソフトウェアロボットを用いた教育システムと対話型映像コンテンツの開発技法に関する研究 ([日本工業大学]学内特別研究および国外研修に関する特集号) -- (特集 [日本工業大学]学内特別研究)
- K_034 Cyber Assistant Professor(CAP)による小学校理数教材の開発(K分野:ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- K_033 Creative Lesson : 高校生を対象とした3D-CGアニメーション制御教材の開発と実験授業(K分野:ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- K_032 シナリオ記述言語による3DCGカメラワークの制御技法(K分野:ヒューマンコミュニケーション&インタラクション)
- 対話型3DCGリアルタイムアニメーション記述言語を用いた自学自習用e-Learningシステムの開発
- ハイパーテキスト型CGアニメーションシナリオ記述言語の開発とこれを用いた映像創作演習の試み(3次元映像情報メディア技術)
- J-047 人間型ソフトウェアロボットを用いたCyber Assistant Professor(CAP)の開発(J.グラフィクス・画像)
- J-37 サイバーシアター「ピノキオ」 : 小さな子どもたちのために(アニメーション,J.グラフィクス・画像)
- プログラミング演習教材ソフトウェアWinTK
- 逆問題的発想を用いた問題解決の一手法
- オブジェクト指向設計におけるペトリネットの利用
- WWWを利用した学生実験支援システム II : 質問投稿システムの活用
- WWWを利用した学生実験支援システムI : 実験進捗状況掲示の効果
- アセスメント情報の可視化を利用したケアプラン策定ツールの開発
- ケアプラン策定過程におけるコンピュータ支援の有効性について
- KOMIチャートを用いたケアプラン策定過程におけるノウハウ情報の共有手法の提案
- KOMIチャート読み取り支援のための機械学習によるケア情報の分類
- KOMI チャート続み取り支援のための機械学習によるケア情報の分類
- ルールベースシステムの知識獲得方法について
- ケアプラン策定支援システムの構築
- ISM法習得のための支援システムの構築
- 非営利組織におけるリエンジニアリング : 社会福祉法人「桑の実会」を実例として(社会)
- 社会福祉法人における統合情報システムの構築 : 社会福祉法人桑の実会を実例として
- ペトリネットによるプロダクションシステム構築支援の一方法
- (3) 情報活用ボランティアによる情報技術教育の評価(第1セッション 個性化・活性化(1))
- 情報活用ボランティアによる教育効果
- サイエンス・ボランティアによる情報技術教育の実践
- CRTにおける文章と図の組み合わせ配置の効果
- CRTにおける文字・図・音声の組合せ提示の効果
- 形状簡略化による3次元形状モデルの描画速度制御の一技法
- 環境変異に対する雑種の振る舞いについて
- 仮想生物における雑種の環境適応に関する研究
- Cyber Radar : Zバッファ法を利用したリアルタイム衝突検出法とその応用(ハードウエアによるCG処理およびCG一般)
- 仮想空間における衝突検出およびオブジェクト探知の一技法
- 2ZB-3 3次元仮想空間におけるオブジェクト間の衝突検出の一技法(サイバースペース,一般講演,インタフェース)
- 配置パターンと物理属性の分雛による配置設計技法とその応用
- 配置パターンと物理属性の分離による配置設計技法とその応用
- テクスチャマッピングの拡張による毛髪等の輪郭表現技法
- 1L-5 多階層有向グラフの自動配置について 2
- A-14-18 盲聾者のための指点字ロボットの製作
- D-15-11 短期記憶に与える図と文章の左右配置の影響 (その2)
- 多階層有向グラフの自動配置に関する研究
- 有向グラフの自動配置に関する考察
- LJ-7 人間型ソフトウェアロボットを用いたアプリケーション開発に関する研究(J. グラフィクス・画像)
- 4ZA-3 表情生成可能な擬人化エージェントの構築支援システム(UIエージェント,一般講演,インタフェース)
- 4ZA-1 擬人化エージェントを用いたファイル管理方式の試作(UIエージェント,一般講演,インタフェース)
- 3次元形状モデルを用いた認証システムの試作
- 動きのある仮想空間をインターネット上に構築する記述言語PiasScript
- 3次元位置姿勢入力インタフェースデバイス "トルネード"
- コンピュータ利用学習を対象とした簡単な文字選択入力方法の比較実験
- RS-232C付計量計の情報基礎教育への利用法の検討
- 短期記憶に与える図と文章の配置とサイズの影響
- ISM法を用いたオブジェクトモデルの構築
- SAを用いた多状態連続型k-out-of-n:Fシステム最適配置問題の解法(ソフトウェアの信頼性,信頼性一般)
- K-029 距離画像センサと音声認識を用いたヒューマンインタフェースに関する研究(教育工学(5),K分野:教育工学・福祉工学・マルチメディア応用)
- I-039 スクリプト言語を用いたCGアニメーション演習教材の開発(コンピュータグラフィクス,I分野:グラフィクス・画像)
- RK-010 CGアニメーションを用いた理科仮想実験システムに関する研究(教育工学(5),K分野:教育工学・福祉工学・マルチメディア応用)
- K-071 ウォークスルー技法を用いた多目的ナビゲーションシステムに関する研究(サイバーワールド(2),K分野:教育工学・福祉工学・マルチメディア応用)
- 地域組織連携による継続的なリアルPBLの試み : 現状,課題,研究構想
- I-055 Augmented Reality(AR)技術を用いたCG アニメーションのカメラワーク制作システムの開発(アートとデザイン,I分野:グラフィクス・画像)
- K-014 人間型ソフトウェアロボットを用いた理科仮想実験教材の制作技法の研究(教育工学(2),K分野:教育工学・福祉工学・マルチメディア応用)