LRU-S : 複合オブジェクト間の参照情報を用いるバッファ管理手法

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概要

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OS、関係データベースのバッファ管理では伝統的なLRUやMRUなどが有効な手法としてよく用いられてきた。一方、CADなどの応用分野では、オブジェクト指向データベースシステムの導入が増えつつある。これらのシステムでは、複合オブジェクトのトラバースやオブジェクト間のナビゲーションがよく見られるアクセスパターンと言える。このような環境に於いては、バッファ管理においてオブジェクト間の参照関係を考慮することが有効であると考えられる。本論文では、オブジェクト指向バッファマネジャーの中で、複合オブジェクトの参照関係を有効に利用する新しい構造LRU法(LRU-S)を提案し、その性質を示す。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-09-28

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