データベースにおける代数記述に基づく木構造モデル : 複合オブジェクト支援の一貫として

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データベースの普及に伴い、CAD/CAM等の分野でのデータベースの支援の要求が高まっている。従来の多くのデータベースは、事務処理を目的としたものであり、単純なデータ型しか支援していない。しかし、これらの分野では、複合オブジェクト等の複雑なデータ構造を扱うことが多く、それらを支援する機構が、データベース管理システムに要求される。現在、複雑なデータ溝造をデータペースで扱うために、RDBMSに抽象データ型を導入するアプローチや、オブジェクト指向データベースを構築するアプローチ等の研究がされている。また論理的なデータモデルの研究としては意味モデルを応用したもの等が研究されている。これらのアプローチでは、複合オブジェクトの表現は、従来よりも容易になるが、ユーザは個々の応用目的に合わせたデータ型を個別に定義せねばならない。このために、ユーザはアプリケーションごとにADTを定義したり、データの一貫性制御を行なったりせねばならない。この問題に対して、本稿では、一般的で複雑な構造の1つとして木に対する航行を可能にするために論理的なカーサーを導入し、一般的な木を扱う支援機構を検討した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

データベースにおける代数記述に基づく木構造モデル : 複合オブジェクト支援の一貫として

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