概念間の相互情報量による語彙的曖昧性の解消
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概要
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計算言語学では経験的、統計的に言語現象を捉えようとする傾向が強くなってきている。このような傾向は1950年代にも見られたが、当時の計算機の記憶容量や処理速度の制約から望むような成果が得られなかった。しかし、計算機の能力が向上し、また大規模コーパスが利用しやすくなったことから、近年コーパスから言語知識を抽出し言語処理に利用しようという研究が盛んに行われている。本稿は、タグつきコーパスから抽出した概念間の相互情報量を用いて日本語文中の語彙的曖昧性を解消する手法を提案し、その手法に基づいて曖昧性の解消実験を行った結果を報告する。なお実験にはEDR電子化辞書とEDR日本語コーパスを用いた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-09-04
著者
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伊藤 毅志
電気通信大学情報理工学研究科
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古郡 廷治
電気通信大学情報工学科
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伊藤 毅志
電気通信大学
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古郡 廷治
電気通信大学 電気通信学研究科 情報工学専攻
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永山 崇
電気通信大学大学院 電気通信学研究科 情報工学専攻
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