四人将棋における暗黙のコミュニケーションに関する研究
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概要
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本稿では,協調問題解決の例として四人将棋を例に挙げ,状況の変化に対応する協調的な問題解決過程について考察した.(四人将棋には,2対2でチームを組み闘うダブルスと,全員敵同士になるシングルスの2種類があるが,本研究では,ダブルスにおける協調問題解決行動を扱う)まず,四人将棋をコンピュータ通信上で実現するシステムの構成を説明した.そして,そのシステムを用いて,ダブルスのパートナーと対話できる条件と,対話できない条件の2条件の心理実験を行った.対話ができる条件では,陽に現れたお互いの意見交換は,対話ができない条件では,パートナーの考えを想定するという暗黙の合意によって補われ,思考が行われていた.この心理実験の知見をもとに,四人将棋におけるプレーヤーの思考過程を説明する認知モデルの骨子を提案した.
- 1995-01-19
著者
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