手書きユーザインタフェースの研究 : その図形への応用

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現在、ワードプロセッサが専用機、ソフトウェア共に広範囲に渡って普及し、文書を計算機などの上で作成する機会が増えている。また、ワードプロセッサの性能も向上し、色々な種類の文書を作成できるようになった。しかし、文字と図形の混在した文書を計算機上で作成するのは、いまだに大変な手間のかかる作業である。計算機に図形を入力しようとするとき、その入力にはキーボードまたはマウスが多く使用されている。しかし、キーボードを使用する場合、たくさんのキーを操作する必要があり、操作も直感的ではない。マウスを使用する場合は、その構造上、座標を指定するのにマウス自体を大きく、または何度も動かさなければならない。しかも細かい作業が行いにくい。このため、思い通りの図形を入力するのは、困難で、かつ多大な手間を要する。このように、現在の文書作成環境は人間が計算機にあわせている状態である。本来ならば、人間が計算機にあわせるのではなく、計算機が人間に近づくというヒューマンフレンドリなインタフェースを志向すべきであるという立場から、我々は、将来の計算機の図形入力には、もっと容易で直感的な方法が必要であると考る。
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-02-25

手書きユーザインタフェースの研究 : その図形への応用

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