状態遷移仕様からのテストデータ生成方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在、我々は家電製品等に組み込まれる小規模制御用ソフトウェアの開発を支援する一貫支援環境の構築を行っている。本環境では状態遷移に基づく形式的仕様記述(状態遷移仕様記述)をもとに、プログラムの自動合成とテストという2つの方向からの支援を目指している。従来、制御用のソフトウェアに対して仕様全体をテストすることは困難であり、重要な部分や誤りの発生しやすい部分をりストアップし、テストするという形がとられていた。しかし、この方法ではシステム全体として仕様をみたしているかを検証するのは難しい。そこで、本環境では状態遷移仕様からのテストデータ自動生成により、テストの十分性を高めるとともに省力化を図り、ソフトウエア開発の生産性・信頼性の向上を実現するアプローチをとる。本稿では、テスト支援の中心的技術課題のひとつである、状態遷移仕様からのテストデータ生成方式について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
-
三原 幸博
株式会社東芝 システム・ソフトウェア技術研究所
-
岡安 二郎
株式会社東芝研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
-
平山 雅之
株式会社東芝システム・ソフトウェア技術研究所
-
平山 雅之
株式会社東芝研究開発センター
-
三原 幸博
株式会社東芝研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
-
三原 幸博
東芝
-
加地 浩一
株式会社東芝システム・ソフトウェア技術研究所
-
平山 雅之
株式会社東芝
-
加地 浩一
株式会社 東芝 東京システムセンター
-
岡安 二郎
株式会社東芝研究開発センターシステム技術ラボラトリー
関連論文
- 分散型ソフトウェア開発環境におけるユーザ利用経路追跡アルゴリズム
- 組込みシステムにおける外部環境の分析(組込み・アスペクト指向)
- 状態部品を導入した部品再利用モデル
- クロス・デバッグ方式
- ソフトウェア品質保証システムESQUT : 仕様書段階における評価技術
- 特集「組込みシステム工学」の編集にあたって
- 自動検証システムATVSの拡張
- 有限状態機械によるシステム設計の仕様記述に関する一考察
- ツール評価方法の一提案 : ユーザの利用目的を考慮する
- ハードウェア動作記述からのソフトウェア理論シミュレータの生成
- 階層モデルによるソフトウェア開発環境
- シングルチップマイコンソフトの再利用指向設計の一考察 : 簡易スケジューラの提案
- ネットワークファイルシステム : ネットワークにおけるプロセスの動作環境の継承
- 機能モジュールの優先度評価に基づくテスト作業の効率化手法
- プログラマの視点からのソフトウェアコンポーネント評価手法
- 機能モジュールに対する優先度に基づいた選択的ソフトウェアテスト手法の提案
- 対話型システムの画面遷移設計方法 : 遷移の設計・検証・最適化
- 社会情報システムのGUI設計指針の提案
- FTAを利用したソフトウェアの設計検証手法
- FTAを利用したソフトウェアの設計検証手法
- 負荷テスト支援システムの開発
- 小規模制御用ソフトウェア開発支援技術
- 状態遷移仕様からのテストデータ生成方式
- ソフトウェア生産におけるグル-プコンピュ-ティング (ソフトウェア生産技術)
- ソフトウェア管理とソフトウェア生産環境 (ソフトウェア生産技術)
- 組込みシステムの動作環境の特徴に着目した仕様分析手法の提案(セッション1)
- 組込みシステムにおける動作条件分析手法の提案
- ソフトウェアコンポーネントの利用性評価(オブジェクト指向とWeb技術)
- B-35 メトリクスと不具合の相関(検証・試験・評価,B.ソフトウェア)
- 探索型デバッグ手法におけるログの特徴値の利用
- ソフトウェア品質向上への取組み (特集2 ソフトウェアエンジニアリング--高品質の情報システムを生み出す)
- SS2000-14 探針型デバッグ手法の提案
- シミュレーションによる組み込みソフトウェアテスト方式とテスト環境の効率的な運用方式の提案
- リアルタイムシステムにおけるイベントビューワの提案
- 効率的レビュープロセスの設計方法について
- 製品特化CASE構築のためのドメイン分析
- 金融機器組込みソフトウェア向けCASE用ジェネレータ
- 金融機器組み込みソフト向けPOLの開発
- 状態遷移をベースとした部品合成システムの試作
- 特集「組込みシステム工学」の編集にあたって
- 設計情報を用いたソフトウェア変更支援方法
- 工程進捗データの可視化と評価の一手法
- エレベーター制御用ソフトウェアの自動生成
- エレベーター制御用ソフトウェアの自動生成
- VODシステム構築用ミドルウェアの開発
- 部品合成システムへのエキスパートシェルの応用