機能モジュールの優先度評価に基づくテスト作業の効率化手法

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概要

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近年のソフトウェアシステムは様々な機能を実現するために複雑かつ大規模化しており、必要な項目すべてを網羅的にテストすることは非常に困難である。そこで、限られたテスト期間やテスト要員などのリソース制約の中で、最大限のシステム信頼性を確保できるようなシステムテスト手法が必要とされている。本稿では、不具合が多く含まれていそうな機能モジュールを判別して、優先的にテストできるようにリソースを配分することで、効率よくシステム信頼性を確保するテスト手法を提案する。本手法では、不具合の多そうな機能モジュールを判別するのに有効な複数の評価観点と評価式を用いて優先度を評価する。この優先度評価によって限られたリソースを最適に配分する手法を提供し、効果的なテスト作業を実現する。さらに本稿では、開発中のソフトウェアシステムのテストに対して提案手法を適用する評価実験を行い、その有効性を確認した。
一般社団法人情報処理学会の論文
2002-03-07

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