社会情報システムのGUI設計指針の提案
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概要
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我々は、社会情報システムのGUI部の要求仕様を設計工程に迅速・正確に反映させる方法について研究している。ここで社会情報システムとは、不特定多数の利用者を対象に情報やサービスを与えるシステムを指す。近年、社会情報システムが提供するサービスは急速に拡大中で、製品の市場投入サイクルは高速化している。それに伴い開発現場には顧客満足度を損なうこと無く迅速に製品を開発することが要求されている。しかし開発現場には、要求仕様から矛盾や抜けが取れない、要求仕様のデータが設計工程で十分再利用できていない、変更内容を設計へ反映するのに工数が掛かる、といった問題が存在している。これらの問題点解決のため、我々はGUI部分の開発に焦点を絞り、プロトタイピング環境による効果的な要求獲得、要求獲得行程のデータの再利用、GUI部の独立性の確保、3つの方法を提案している。我々は、実システムの開発にこれらの方法を適用し問題解決に効果があることを確認した。また、適用対象を広げるにあたっての課題点を明らかにした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-03-10
著者
-
岡安 二郎
株式会社東芝研究開発センターシステム・ソフトウェア生産技術研究所
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平山 雅之
株式会社東芝システム・ソフトウェア技術研究所
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藤巻 昇
株式会社東芝
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平山 雅之
株式会社東芝研究開発センター
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上野 篤
株式会社東芝研究開発センターS&S研究所
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藤巻 昇
株式会社東芝研究開発センターs&s研究所
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平山 雅之
株式会社東芝
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岡安 二郎
株式会社東芝研究開発センターシステム技術ラボラトリー
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上野 篤
株式会社東芝研究開発センターs&s研究所
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