SS2000-14 探針型デバッグ手法の提案
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概要
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ソフトウェアサイズが増大し複雑さが増すにつれ、テストとデバッグがソフトウェア開発において占める割合は増大しつつある。本論文では、効率的なデバッグを実現するための、探針型デバッグ手法と呼ぶデバッグ手法を提案する。探針型デバッグ手法は以下の手順でデバッグする事を特徴としている。(1)ソフトウェアの動作のうち、正常動作と異常動作の両方を記録する(2)正常動作と異常動作の差分を調査する(3)差分情報をもとにデバッグ対象ソースコード領域を限定するこの探針型デバッグ手法では、適当な正常動作と異常動作を選択することが重要である。本論文では、デバッグ領域を限定してゆく手順と、それに用いるトレース選択の指針についても提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-07-07
著者
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岡本 渉
株式会社東芝研究開発センター
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植木 克彦
株式会社東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
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平山 雅之
株式会社東芝システム・ソフトウェア技術研究所
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平山 雅之
株式会社東芝研究開発センター
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田村 文隆
株式会社東芝研究開発センター
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平山 雅之
株式会社東芝
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植木 克彦
株式会社東芝研究開発センター
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