組み込み型分散システム用デバッガ
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概要
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最近の組み込みシステムは、マルチタスク・リアルタイムOSを用いてアプリケーション・プログラムを制御するようになってきている。さらに、アプリケーション・プログラムの規模の拡大にともない、一つのマイクロプロセッサでは処理が困難になり、複数のマイクロプロセッサを用いた分散型のシステム構成も増えつつある。また、クロスソフトウェア開発では、開発対象である分散システムのソフトウェアを遠隔からデバッグするためのリモートデバッグ環境が必要不可欠である。これに対して、我々は、分散システムのリモートデバッグ環境の実現とデバッグ手法の評価のために、EWS(ワークステーション)をホストマシンとしてターゲットシステムをデバッグできるリモートデバッグシステム「MTD(Multi Target Debugger)(仮想)」を作成している。本稿では、このMTDの特徴と設計について報告する。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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安田 剛
株式会社東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
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植木 克彦
株式会社東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
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横澤 知嘉子
株式会社東芝システム・ソフトウェア生産技術研究所
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