OSDシミュレータを用いたOSD処理部の開発方法について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
家電製品に組込まれるソフトウェアは、年々複雑化しており、また他機種からの展開による開発が頻繁に行われるため、再利用性や生産性の向上が要求されている。テレビジョン受像機(TV)の組込みソフトウェアに関しても、仕様の大部分を占めるOSD(On-Screen Display:画面表示)処理部は、画面表示の仕様(表示仕様)の多様化に伴って、その構造が年々複雑化し、生産性の向上が急務な課題となっている。TVの画面表示のようなユーザインタフェースの開発においては、シミュレータなどのプロトタイピングツールを導入して、ソフトウェア開発の早期段階に仕様を絞り込むことが有効である。本件では、TV組込みソフトウェアOSD処理部と表示仕様情報を共用することを特徴とした、画面表示シミュレータ(OSDシミュレータ)の開発について述べ、OSDシミュレータを用いたTV組込みソフトウェアの開発による効果をまとめた。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
-
安田 剛
株式会社東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
-
五十嵐 真悟
株式会社東芝 研究開発センター
-
小田原 育也
株式会社東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
-
五十嵐 真悟
株式会社東芝 研究開発センター システム・ソフトウェア生産技術研究所
関連論文
- 組込みソフト開発支援のためのシステムシミュレーション環境
- OSDシミュレータを用いたOSD処理部の開発方法について
- 組込みマイコンシステムにおける単体テストツールの開発
- 組み込み型分散システム用デバッガ
- OSインタフェーサ構築手法の検討
- 分散環境におけるデッバグ方式の検討
- 用語知識再利用による要求分析支援手法(II)
- クロス・デバッグ方式
- InterViews/UnidrawによるDomain Specific CASEの開発
- オブジェクト指向設計によるリアルタイムソフトウェア開発手法の提案
- HDDシミュレーション用モデル及び性能評価支援システムの開発