濃度値によって分割されたフィルタによるモルフォロジー処理の演算評価

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概要

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morphology処理は画像に対するフィルタリング操作の一種であり,テクスチャ解析や特徴抽出など様々な研究がなされている.([1]等)また,morphology処理を用いた画像処理を高速に行なうためのハードウェアの開発も行なわれている.morphology処理の処理速度を上げる手法として,フィルタをいくつかのより。小さなフィルタに分割し繰り返し処理する手法や,フィルタを1次元に分解して1次元フィルタ群の結果から最後にフィルタ全体としての結果を得る手法がある.しかし,分割し繰り返し処理する方法ではフィルタの形状を近似しているためその形状に制限が生じる。また,1次元に分解する方法でも,フィルタの形状が複雑になると利点が生かしにくくなる.そこで,形状の制約が全くなく処理時間の短縮ができるようにするため,画像及びフィルタを濃度値により分解(分類)しておき処理するという方法を試みた.以下,この手法の性能について評価する.
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-09-20

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