HDLによるCPUコア搭載ASIC開発環境の構築

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概要

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近年、機器やシステムの高集積化、小型化をねらいとしたCPUコア搭載ASICの開発が盛んに行なわれている。CPUコア、ユーザロジック等の構成要素からなるASICの開発は、従来、ユーザロジック部を別途ASIC化あるいはディスクリート部品で設計してボード上に実装し、ICE(インサーキットエミュレー夕)を用いて行なうのが代表的である。今回、我々は汎用ワークステーション上で汎用シミュレータ(Verilog-XL)により、ソフト、ハードの開発とデバッグがコンカレントにできるシミュレーション環境を構築した。本開発環境では、構成要素の機能、タイミングは全てVerilog-HDL記述され、ユーザロジックに対して効果的なソフト、ハードデバッグを行なうためのICE機能をサポートしている。本稿では、従来の開発環境の現状、本開発環境の特徴及び開発効率の向上等について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-09-27

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