Committed-Choice型言語FLENGのタイプ/モード推論

概要

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現在、我々はCommitted-choice型言語FLENGを対象として、新しいプログラミング環境を開発している。本稿ではその中でFLENGプログラムのタイプ/モード推論アルゴリズムについて検討する。一般に論理プログラムにおけるタイプ/モード情報はコンパイラの最適化や、ある種のバグの検出などに有効であることが知られている。FLENGのようなCommitted-choice型言語においても、それらがプログラマやメタシステムに有力な情報を与えるのは同様である。FLENGはGHCにおけるガード及びゴール間の論理的な関係を排除した言語であり、一方でActive Unify Annotation(AUA)やBind-to-non-variable Annotation(NVA)の導入による記述の簡略化、実行効率化が図られている。また、FLENGには上位言語として並列オブジェクト指向言語FLENG++、下位言語として、Single Reference Annotation(SRA)などを導入した、FLENGのスーパーセットでもあるFLENG--が開発されている。本稿ではこれらにFLENGのタイプ/モード推論結果をどのように応用するかについても検討を行う。
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-03-15