OS/omicronにおける複数の浮動小数点方式のサポート

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概要

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アプリケーション・プログラムの記述において、浮動小数点演算機能は必要不可欠な道具として用いられているが、オーバフローやアンダフロー問題など使いにくい面も多く、数値解析の研究者達にとって不備も多い。このような背景の下で、近年、オーバフローやアンダフロー問題の解消を目的とした松井・伊理方式,浜田方式や、規格化を目的としたIEEE方式などの新しい浮動小数点方式が提案された。我々は種々の浮動小数点方式を比較することができるように、ひとつのコンパイラでそれら複数の方式をサポートすることにした。さらに、コンパイルの手間を軽減するために、実行時にそれらの方式を選択できるようにした。本稿は、これらの複数の新浮動小数点方式をOS/omicron用言語処理系の上で実現したことについての報告である。
一般社団法人情報処理学会の論文
1986-10-01

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