手書き文字時系列筆跡パタン解析2

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概要

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ペン入力の認識技術の高度化のためには、実際に筆記される変形字体を含む大量の手書き筆跡パタンが不可欠である。しかし、今までこのような形でのオンラインデータベースは存在しなかった。そのことをふまえ、我々は筆記者の書体には何の制限も与えない環境で、文章列を例文としてオンライン筆跡パタンの収集を行った。この方針での収集により、より自然な形の筆跡パタンが収集できたと考えられる。筆跡パタンは、最初当研究室内で30人分収集した。その後、共同利用を呼びかけた他の研究機関からもパタン収集の協力を得て、現在約80人分のデータが収集済みである。将来的には共同利用可能な大規模データベースへと発展していく予定である。本稿では、初期に収集した30人分のデータ(各データにはnk01〜nk30のデータセット名が付けられている)を用いて、筆画数変動の観点から筆跡パタンの変動解析を行い、結果を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-03-06

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