アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(IV) : 休眠導入期の冬芽の低温感応性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アカマツは休眠にはいったあと低温にあうことによって, 冬芽は日長に無関係に生長できるようになる。しかし休眠導入期には, (1)まったく低温に反応しないステージがあり, そのあとに, (2)低温にあわせると長日での冬芽の成長は増加するが, 短日では冬芽は生長できないステージがあり, それを経過したあと休眠にはいる。このことは休眠打破において生長促進と生長抑制除去の二つのプロセスの存在を暗示するようだ。
- 1968-07-25
著者
関連論文
- 開芽からの恒温条件がサザンカの開花、土用芽の発生に及ぼす影響
- 夏季の温度および日長がサザンカの開花に及ぼす影響
- アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(IV) : 休眠導入期の冬芽の低温感応性
- 3.生物季節現象を考える(第1回林木の生長機構研究会シンポジウム)
- 樹木の休眠に関する研究(I) : ポプラ冬芽の休眠の深さ(1)
- 1.休眠とは何か(第17回林木生理シンポジウム)(林木の休眠問題)
- プラタナス冬芽におけるジベレリンによる休眠誘導
- ウダイカンパの種子休眠制御におけるファイトクロームと低温処理の相互関係
- シラカンバ種子の発芽におよぼす遠赤色光と青色光の影響
- 第13回林木生理シンポジウム : 林木生理研究の方向
- アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(VI) : 形成期の冬芽の光周性
- 材木の芽の休眠
- アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(V) : アカマツの光感応部位
- アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(III) : 1年生アカマツ冬芽の光周性
- アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(II) : 当年生アカマツの休眠打破におよぼす温度と日長の影響
- アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(I) : 当年生および1年生アカマツの生長におよぼす日長の影響
- 306 林木の光周性(IX) : ウダイカンバ種子の発芽における変温と低温湿層処理の効果(S)(第78回日本林学会大会)
- 2.林木の休眠と光週性(第9回林木生理シンポジウム)
- ポプラの冬芽形成に及ぼす明期温度の影響
- アカマツの土用芽の発生と翌春の雄花と雌花の開花の関係
- 春季の加温処理によるアカマツの土用芽の誘導
- シバザクラの開花に及ぼす低温処理の影響
- サザンカにおける土用芽の発生と花芽の形成および開花の関係
- リュウキュウマツの側枝形成に及ぼす日長の影響
- アカマツにおける土用芽の誘導
- リュウキュウマツにおける枝無し連続成長の誘導
- シラカンバの冬芽形成に及ぼす暗期温度の影響
- 樹木の休眠に関する研究 (V) : ポプラの冬芽形成におよぼす温度の影響
- 樹木の休眠に関する研究 (IV) : タブノキの生態型と休眠の相関関係
- 12時間日長でのリュウキュウマツの枝無し連続生長の誘導
- アカマツにおける枝無し連続生長の誘導