開芽からの恒温条件がサザンカの開花、土用芽の発生に及ぼす影響
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概要
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サザンカの開花に及ぼす温度の影響を調べる目的で、4年生のサザンカをフラッシュ開始直後の5月10日から、25℃恒温(18時間日長)のグロースチャンバーに搬入し0、15、30、45、60、75、90、105、120ならびに135日間置き、その後18℃恒温(18時間日長)のチャンバーへ移動させたところ、いずれの処理区でも花芽は同じように形成されたが、25℃が90日間以上の処理区で開花率が高くなった。一方、供試植物を5月10日に18℃のチャンバーに搬入し、5月24日、6月9日、6月24日、7月9日から、25℃のチャンバーに、それぞれ15、30、45ならびに60日間ずつ置き、その後、再び18℃のチャンバーに戻す実験を行ったところ、7月初旬から8月初旬までの期間、25℃に置かれていないと開花率が低下した。そして、雄ずい、雌ずいの発達と開花率の間には正の相関関係が認められ、7月上句から8月下句の時期のなかで、15日間は25℃を経過しないと、これら生殖器官は発達しなかった。また、18℃と25℃におかれた供試植物については、花芽の形成時期などに違いが示されなかったが、5月10日から10℃恒温のチャンバーで育成したところ、花芽がまったく形成されなかった。さらに、10℃では、8月中旬に87.1%の頂芽が二次成長(土用芽)を示した。なお、土用芽は、他のいくつかの温度条件下でもみられたが、発生割合は低く(5%未満)、いずれも花芽の形成されなかった頂芽においてのみ認められた。
- 1995-05-01
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