アカマツ休眠芽の光周性に関する研究(III) : 1年生アカマツ冬芽の光周性
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概要
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1年生アカマツは6月はじめまでに, 生長を終了し冬芽を形成する。この冬芽は9月中旬まで少しずつ大きくなるが, 翌年春生長をはじめるまで, 冬芽(広い意味の休眠)の状態にある。ここでは, この休眠期にあるアカマツを7月中旬から翌年2月までのあいだの各時期に連続光と短日のもとにうつし, 冬芽の生長, 尋常葉展開の様子をしらべ, アカマツの休眠期(生長期を含めて)を次のように分類(下表)し, 他の植物の休眠と比較しうるようにすべきだと考えた。すなわち"広義の休眠期"は"冬芽期"とでも呼ぶべきもので, 頂芽の分化形成のいちばんさかんな6〜8月は形成期とした。[table]そして休眠期は9月中旬から11月中旬までとすべきだろう。
- 日本森林学会の論文
- 1968-06-25
著者
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