医薬品情報フォーラムによる電子メールの応用事例とその検討 : アンケート調査とその分析を中心として
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概要
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医薬品情報のフォーラムであるニフティ・サーブのFDRUGを対象にアンケート調査を試みた。アンケートはFDRUG会員に電子メールで送り,2週間以内に返信されたものについて解析した。アンケートの最初の返信ピークは翌日であった。回答者の職業分類を見ると,病院薬剤師が最も多く36%で,続いて薬局薬剤師という結果が得られた。その回答内容のうち,ニフティ会員になった動機は「趣味がこうじて」,「システムの有用性を認めたから」が上位2位を占めた。パソコン通信を始めるのに要した費用については,平均25万円という結果が得られた。また,パソコン通信を広めるためにはどうしたら良いかという質問に対しては,「パソコン通信に関連したセミナーを持つべきである」,「パソコン通信についての教育を確立すべきである」が最も一般的な回答であった。アンケート回答者は各種フォーラムに参加することでの情報収集,疑問点の克服,症例研究において,パソコン通信は重要な役割を果たすと指摘した。パソコン通信の重要性とアンケート調査の結果を考慮する時,誰でもが簡単にアクセスでき,利用できる普遍的かつ統一性のとれたハードとソフトウェアが構築されることの必要性を提唱したい。また,機関内または国内のLANシステムがより広く構築されるべきであり,システムの多目的に亘る運用を満足させるためにも外部ネットワークに接続されるべきであると思われる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1993-12-01
著者
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