JAPICカードとアイオワDIマイクロフィッシュの比較・検討
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概要
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アイオワ大学DIサービス薬物文献マイクロフィルムファイル(IDIS)と,日本医薬情報センターの日本医薬文献抄録カード(JAPIC)とを,機能,質,量の点から比較した。比較の対象は,原則として1977年版と1978年版とした。両システムにおいて,文献の性質を記述するために使用されているディスクリプタ(JAPICでは内容分類と称されている)に類似性があることがわかった。両システムに採択されている雑誌の種類を調べたところ,IDISの場合は,医学の臨床学的応用の領域に重点がおかれており,JAPICにおいては,基礎医学および他の基礎生禽科学に重、点がおかれていることが示唆された。この傾向は,ディスクリプタのシステム,文献で使用されているディスクリプタの種類,および薬物名をもとにして検索される文献の種類に関する両者の比較においても観察された。薬物一つあたりに対する文献数はJAPICの方が多いが,薬物名を使用して検索できる文献の数は逆にIDISの場合の方が多い。これは,文献一件あたりに対するインデックスの数が,IDISの場合にはJAPICより約2倍多いからである。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1982-09-01
著者
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