イネラギッドスタントウイルスゲノムセグメント10がコードするPns10の罹病イネおよび保毒媒介虫からの検出
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概要
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イネラギッドスタントウイルスは10本のゲノムセグメントを持つ。セグメント10には主要な読み取り枠(142-1032番目塩基)に加え,上流に小さい読み取り枠(20-55番目塩基)が存在する。この小さい読み取り枠の開始コドンはコムギ胚芽抽出物を用いたin vitroの翻訳系において認識されたが,下流の主要な読み取り枠の翻訳産物は検出されなかった。そこでin vivoにおけるこの主要な読み取り枠の発現を調べるために,そこにコードされる蛋白質(Pns10)を大腸菌で発現させ,Pns10に対する抗体を作製した。この抗体によりSDS-PAGEにおいて大腸菌で発現させたPns10よりわずかに移動度が遅い34Kの蛋白質が罹病イネおよび保毒媒介虫から検出された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1999-06-25
著者
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