データベースプロセッサRINDAにおける問合せ処理のアクセスパス決定方式

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関係データベースプロセッサRINDAによる処理と,従来のソフトウェアによる処理の両方が使用可能なデータベース管理システム(DBMS)における,問い合わせの最適なアクセスパス決定方式について述べる.RINDAは,関係データベースに対する索引の利用が困難な非定型の選択,およびCPU負荷の重いソート,結合等を含む検索処理の高速化を目的に開発されたデータベースプロセッサであり,汎用計算機上のDBMSにより制御される.このDBMSは,RINDAによる検索処理(RINDA処理)と,従来のソフトウェアによる検索・更新処理(ソフト処理)の自動的なアクセスパス選択機能を有しており,ユーザにRINDAの使用有無を意識させることなく,最適なアクセスパスによる問合せの実行を可能としている.アクセスパス選択は,両方に共通な最適化部において,機能判定,性龍判定の順で行われる.性能判定は,両処理をモデル化して得たI/O回数を元に,明らかにソフトウェアの方が高速と推定される場合にのみ,ソフトウェア処理とする方式である.また,その判定基準は,SQL構文情報,および索引定義情報のみから導いている.本論文では,RINDA処理とソフト処理の両方を使用可能とするDBMSと最適化機構の概略を述べた後,両処理のモデル化から,最適なアクセスパス判定基準の導出までを示す.
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-11-15

データベースプロセッサRINDAにおける問合せ処理のアクセスパス決定方式

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