保証レベルを導入した主メモリ常駐DBのリカバリ方式
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概要
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高度通信サービスで使用されるデータベース(以下DB)では、高速性が重要である。その高速性を満たすDBの一つに、検索時にI/Oの発生しない主メモリ常駐DB(以下MMDB)がある。一般にMMDBではDBのバックアップ(以下BK)を定期的に二次記憶に取得し、障害に備えている。高度通信サービス用DBではさらに高信頼性を確保するため、BKを重複して持つ冗長構成を取ることが多く、二次記憶のコストを増大させている。従来の情報処理用DBでは、全データのBK取得を行なうことで、障害回復時に障害直前の値を保証する。しかし、高度通信サービス分野ではデータ特性を考えた場合、必ずしも障害直前の値への復帰が必要ないデータが存在する。この特性を利用し、障害直前の値を保証すべきデータのみBKの取得を行なうことで、必要な二次記憶の容量を抑え、コストの削減を図ることが可能となる。本稿では高度通信サービスのデータ特性を考慮した、部分的なBK取得による障害回復方式について検討し、その実現方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
-
板倉 一郎
NTT情報通信処理研究所
-
小林 伸幸
Ntt情報通信研究所
-
小林 伸幸
Nttサイバースペース研究所
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日高 東潮
NTT情報通信研究所
-
板倉 一郎
Ntt情報通信研究所
-
板倉 一郎
Ntt情報流通プラットフォーム研究所
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