メモリデータベースシステムにおけるデータ転送方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
フリーダイヤル等の通信サービスでは, その制御データの管理をデータベース (DB) システムが行っている. このような DB システムでは, フリーダイヤル番号と実電話番号とのマッピングのような単純な処理を, 非常に高速・高スループットで実行しなくてはならない. 高速化を実現するため, 我々は DB をメモリに常駐化したメモリ DB システム[1] [2]を研究開発してきた. 近年, 通信サービスの多様化が進み, DB システムでの処理内容が複雑化している. 例えば, ディレクトリサービスでは, 取得すべき通信情報を絞り込むために, JOIN, INTERSECTION, ORDER BY 等の処理が要求され, また, 従来の通信サービス同様, 高速な処理が望まれている. このような複数レコードに対する横断的な処理(以下, 集合操作と呼ぶ)を高速に実行するため, 我々は SQL よりも下位のレベルのインタフェースを DBMS に設けることを提案し, そこで使用するデータ転送方式について検討を行った.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12
著者
-
板倉 一郎
NTT情報通信処理研究所
-
岡田 敏
Ntt関西法人営業本部
-
岡田 敏
NTT 情報通信研究所
-
小濱 千恵
NTT 情報通信研究所
-
板倉 一郎
Ntt情報通信研究所
-
板倉 一郎
Ntt情報流通プラットフォーム研究所
関連論文
- 知的CAI開発支援システムCAIRNEY-AUTHOR
- データベースプロセッサRINDAの不可視化制御方式
- インスタンス移動に基づく最適化可能DBMS
- 高速ORDBMS LiteObjectの設計と実装
- 保証レベルを導入した主メモリ常駐DBのリカバリ方式
- 画像検索アプリケーションにおける問い合わせ機構
- B-6-71 SCPのバックアップ情報管理方式におけるDB容量拡大に関する検討
- B-6-38 SCPにおけるバックアップ情報管理方式に関する検討
- SDFにおけるデータベース再構成方式に関する検討
- SDFにおけるサービスデータ変換方式に関する考察
- 構造化オブジェクトに対する問い合わせモデル
- 量的な判断常識を備えた人工知能 : 概念関係の獲得
- 量的な判断常識を備えた人工知能 : 量的な属性の自動獲得手法
- UNIX用メモリDBMSの性能評価
- UNIX用メモリDBMSの開発コンセプト
- UNIX用メモリDBMSにおける高速インデックス方式
- メモリデータベースシステムにおけるデータ転送方式
- データベースプロセッサRINDAにおける問合せ処理のアクセスパス決定方式
- データベースプロセッサRINDAの検索処理速度向上効果
- データベースプロセッサRINDAのデータベースアクセス方式
- データベースプロセッサRINDAの副問合せ最適化方式
- データベースプロセッサRINDAの最適化方式
- データベースプロセッサRINDAの性能向上効果
- メモリDBMSにおけるハッシュ関数の最適化
- 量的な判断常識を備えた人工知能 : 知的DB検索への適用