画像検索アプリケーションにおける問い合わせ機構
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、大量のディジタル画像を扱う機会が増大しており、これらの画像データを効率的に扱うため、画像データを格納するデータベースの利用が不可欠となっている。画像データベースに対する問い合わせでは、検索キーに指定された画像に対して、類似した部分を含む画像を検索する複雑な検索が要求される。この要求を実現するため、画像を細かい部分画像に分割して画像と部分画像との間に親子関係を持たせてデータベースに格納する方法が必要である。我々が研究を進めている拡張可能DBMSフレームワーク上で実現した。画像検索用DBMSでは、画像検索アプリケーションに適した問い合わせ機構を実現している。まず、親子関係を持ったデータへの検索を実施した場合には親子関係を保ったまま検索結果をアプリケーションに返却する機能を提供しており、アプリケーション側の利便性を高めている。次に、類似検索時に使用するメソッドの実行に関しては1度実行したメソッドの結果をDBMS内に保存し、他のメソッド実行時にこの結果を利用することになり、メゾットの実行回数を削減し、処理の高速化を実現している。そして、画像データおよび、データモデルの特性、画像データ検索で実行するメゾットの処理コストを解析し、画像データに適した最適化機構を実現している。
- 1998-07-08
著者
関連論文
- インスタンス移動に基づく最適化可能DBMS
- 高速ORDBMS LiteObjectの設計と実装
- 画像検索処理における問い合わせ言語への要求
- インスタンスの機能拡張が可能な継承モデル
- 画像検索アプリケーションにおける問い合わせ機構
- 情報視覚化ツールのWWW環境への適用
- WWWを用いた情報視覚化方式に関する一考察
- 情報可視化のためのデータビジュアル化モデル
- 構造化オブジェクトに対する問い合わせモデル
- 長期トランザクションにおけるチェックイン・チェックアウトの自動化と短期トランザクションの実行順序の保障方式
- DB情報ビジュアル化へのOODBの適用法
- シナリオを用いたシステム構築法
- 業務情報を用いたデータベース性能診断手法
- UNIX用メモリDBMSの性能評価
- UNIX用メモリDBMSの開発コンセプト
- UNIX用メモリDBMSにおける高速インデックス方式
- メモリデータベースシステムにおけるデータ転送方式
- オブジェクト進化を実現するクラスベースのオブジェクト指向データベース設計法
- 動的制約分析によるOODB設計法