業務情報を用いたデータベース性能診断手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
DB設計では実世界を実体などの概念を用いてモデル化する手法がしばしば用いられるが、大規模なDBではその結果のモデルをそのまま用いてDB化することは性能に悪影響を及ぼすことが多い。そこで、性能を考慮してモデルを見直すことが重要となっている。RDBを例にとるとデータのアクセス単位であるテーブルを、性能を考慮して設計する手法(性能設計)は重要な課題である。これまでの性能設計に関する研究[FKS]は、詳細情報の収集可能な詳細設計段階での定量的評価方法について主に行なわれてきた。しかし、この手法では評価結果によるテーブル再構成の手戻りが大きく、むしろ基本設計段階で支援する手法の方がDB設計者にとっての効果は大きい。そこで筆者らは、DB設計の専門家が行なっている基本設計段階でのテーブル設計の手法を分析してノウハウ化し、それを用いてテーブルアクセス形態などに基づいた定性的評価による性能診断を行なうための手法を考案した。2章でテーブル設計のノウハウとそのノウハウを計算機で処理する判定式について述べる。3章で、本手法の判定結果を実システムで専門家が行なった設計結果と比較し、その有効性を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
関連論文
- インスタンス移動に基づく最適化可能DBMS
- 高速ORDBMS LiteObjectの設計と実装
- 画像検索処理における問い合わせ言語への要求
- インスタンスの機能拡張が可能な継承モデル
- 画像検索アプリケーションにおける問い合わせ機構
- バイヤーの入札行動を支援する情報提供フレームワークの提案(データ解析コンペティション:オークション・データの解析)
- 1-C-6 落札価格決定モデルに基づくバイヤーへの入札支援情報提供フレームワーク(マーケティング(2))
- 情報視覚化ツールのWWW環境への適用
- WWWを用いた情報視覚化方式に関する一考察
- 情報可視化のためのデータビジュアル化モデル
- 複合語解析技術を用いたデータ項目名称の標準化手法
- データ標準化ツール(DBprompt/NAME)における複合語解析を用いた用語辞書構築方法
- データ標準化ツール(DBprompt/NAME)を用いたデータ分析手法
- 構造化オブジェクトに対する問い合わせモデル
- 長期トランザクションにおけるチェックイン・チェックアウトの自動化と短期トランザクションの実行順序の保障方式
- DB情報ビジュアル化へのOODBの適用法
- シナリオを用いたシステム構築法
- 業務情報を用いたデータベース性能診断手法
- 相補的な素性選択基準の関係を考慮した文書分類のための素性選択方式
- クリークを用いた企業間関係の構造分析
- 3. システム / サービス : 3-2 サイバー社会の玉手箱 : 電子さいふ (気の利いた情報システム)
- 包含関係に基づく一貫性制約記述法
- データ標準化を目的とした類似データの分類手法
- 大規模DB向け正規化手法
- 一貫性制約を考慮したDB概念設計法
- MSIの基本ア-キテクチャ (マルチメディアサ-ビスを開発するための共通プラットフォ-ム)
- 体系的な DB 構築のための用語辞書を用いたデータ標準化手法
- DB設計を支援する情報資源辞書システムの操作機能と実現法
- DB設計支援ツールDBpromptアーキテクチャ
- オブジェクト進化を実現するクラスベースのオブジェクト指向データベース設計法
- 動的制約分析によるOODB設計法
- DB設計用情報資源辞書システムにおける一貫性制約の記述法
- 多様なマルチメディアサ-ビス提供のためのプラットフォ-ム構築法
- トランザクション・スクリプト記述言語STDL
- SPIRIT分散トランザクション処理仕様 (キャリア共通計算機調達仕様の開発)
- 電子権利流通基盤のための汎用的な原本性保証方式(21世紀のコンピュータセキュリティ技術)
- ビジネスオブジェクトのための永続オブジェクト自動生成ツール
- 多様な要求条件に対応可能なマルチメディアサービス向けサービスオーダ管理アーキテクチャの提案
- 分散開発への帳票流通システムの適用
- ユーザビューを意識したデータ分析の一考察
- システムのライフサイクルに適応したDB設計情報管理方式
- MSIのテレエデュケ-ションサ-ビスへの適用方式 (マルチメディアサ-ビスを開発するための共通プラットフォ-ム)
- 大規模DBシステム開発におけるDB設計支援ツールの利用
- 業務要件に基づくビジネスオブジェクトカスタマイズツール
- 大規模DBシステム向けのDB設計手法 (デ-タベ-ス処理技術の研究)