DB設計用情報資源辞書システムにおける一貫性制約の記述法

概要

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近年、CASEツールによるシステム設計支援において、設計情報を管理するDBに情報資源辞書システム(IRDS)を利用する事例が多い。当研究所で試作したデータベース設計支援システム(DBprompt)においても設計情報はISO IRDSに似たIRDSで管理し、設計支援ツール群を使ってIRD(情報資源辞書)中の設計情報を操作する。このDBpromptの経験を通じて、IRDの一貫性制約のチェックと保持は設計作業にとって本質的に重要であることがわかった。そこで設計作業における一貫性制約(integrity constraint)の機能への要求を洗い出した。その結果、以下の3つの要求を満たすように一貫性制約の機能を充実する必要があることがわかった。即ち、1.設計情報のグループ化及びグループに対する一貫性制約機能、2.設計工程毎に一貫性制約を課す機能、3.設計の途中で一貫性制約を設定/解除する機能、である。DBMSでの一貫性制約は既に多くに文献で議論されているが、設計支援システムで生じる上記の要求を満たし得る一貫性制約の機能は見あたらない。そこで本報告では、設計情報のグループをビューとして定義すること、及び、設計の進捗についてはビューを切り替えることにより要求を満たすことを提案する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-02-24

DB設計用情報資源辞書システムにおける一貫性制約の記述法

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