メモリDBにおけるデータ保証種別に応じたリカバリ方式
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概要
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近年のDBの適用分野の拡大に伴い、従来より高速なDBアクセスヘの要求が高まっている。これを実現する方式にメモリDBがある。本方式では全データをメモリ上に展開するために、参照のためのI/Oが不要になり、高速な処理が実現できる。しかし、更新処理では、システム障害等に備え処理結果を2次記憶に保存する必要があり、そのためのI/Oが処理速度の劣化要因となっている。本稿では、リカバリ時に、障害直前の状態に戻す必要がないデータに着目する。このようなデータに対して、どのような更新処理の場合に、2次記憶からリカバリする必要がないかを整理する。そして、必要な更新処理の結果のみ2次記憶に取得することにより、I/O回数を削減し、高速なDBアクセスを実現するリカバリ方式を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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