データベース・オンライン保守の一方式
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概要
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ネットワーク・サービス等、24時間連続無中断運転が必要なシステムに用いられるデータベース(DB)では、その保守もサービスを継続しながら行う機能(DBオンライン保守)の実現が要求されている。現状、DBオンライン保守としては、主にデータのロード、アンロード、また、一部のDBMSでは再編成が実現されつつある。しかし、一般に、DBの定義(スキーマ)を変更する再構成や、データ実体のファイル内移動を伴う再編成の処理は、サービスを停止したオフライン状態で行う必要があり、連続無中断運転を行うシステムの運用の妨げとなっている。DBオンライン保守の実現の問題点としては、(1)アクセス中にスキーマ定義を変更したり、データ実体の操作を行う技術が確立されていない。(2)DB保守には多大なCPU資源が必要で、サービスと並行してDBオンライン保守を行うとスループットの低下が起こる。等が考えられる。本報告では、24時間連続運転が必要なシステムは、高信頼化のため、サービス系とスタンバイ系の2重化構成をとっていることが多いことに着目し、スタンバイ系で保守処理を行い、サービス系でサービスを継続することにより、オンライン状態でDB保守を行う方式を提案する。これにより、サービス系への負荷を軽減することができ、保守時間も短縮される。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
-
中村 仁之輔
NTT情報通信処理研究所
-
森下 慎次
NTT情報通信研究所
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中村 仁之輔
株式会社NTTデータゲートウェイシステム本部
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梅本 佳宏
NTTサイバーソリューション研究所
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梅本 佳宏
NTT情報通信研究所
-
中村 仁之輔
株式会社nttデータ技術開発本部マルチメディア技術センタ
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中村 仁之輔
Ntt
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中村 仁之輔
Ntt情報通信研究所
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