インデックスI/O多重制御方式
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概要
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リレーショナル・データベース(以下RDBと記す)管理システム(同RDBMS)においては,インデックスを用いて二次記憶装置上に存在するRDBデータの検索範囲を限定する事で処理時間の短縮,スループットの向上を実現していることが多い.大規模RDBでは,検索処理実行時にこのインデックスを二次記憶装置より主記憶装置上に読み込むことが必要だが,その時RDBMSがインデックスの状態を管理するための共通制御表に対する更新も必要になる.ここで,制御表をインデックスの読み込み処理完了まで更新ロックしている場合,この区間で他プロセスによる制御表へのアクセスが制限されるため,スループットの向上に限界があった.今回,インデックス・データの二次記憶装置とのデータI/O期間中制御表のロックを一時的に解除する制御表管理方式に変更した場合の効果を検証したところ,従来比3倍のスループット向上を確認できた.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
-
中村 敏夫
NTT情報通信網研究所
-
黒岩 淳一
NTT情報システム本部
-
村田 達彦
NTT情報通信網研究所
-
中村 敏西
NTT情報通信網研究所
-
村田 達彦
Ntt情報通信研究所
-
黒岩 淳一
Ntt情報通信網研究所
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