式の連言結合と項の単一化に基づく意味合成

概要

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自燃言語インタフェースを主なターゲットとした論理に基づく意味表現言語と,それによる意味表現を得るための,部分式の連言結合と部分式に含まれる項(変数および定数)の単一化とに基づいた意味合成の枠組みを提案する.ここで提案する意味表現言語は,一階述語論理式における基本式の連言結合を拡張したものであり,平板な構造を維持したまま選言や集約演算等を扱うことができる.意味合成の枠組みは従来提案されているラムダ計算や,グラフユニフィケーションにかわるものであり,これらに較べて単純で効率的な処理で実現できること,Prolog等の論理プログラムとの親和性が高いことを特徴とする.また,本意味表現言語と意味合成手法の有効性を示すために,これらを利用した意味解析系について述べる.この意味解析系では,統語規則と意味規則とが対になって記述されており,統語規則による句構造の生成とその句構造に対応する意味表現の生成が並行して行われる.つまり,ある句構造に対して,その統語カテゴリが統語規則で指定されたものに一致し,その意味表現が意味規則で指定されたものと単一化可能であるような規則が選択され,適用される.等位接続構造や比較構文において生じる構成的意味解釈の困難さについては,それを後処理とすることで対処するが,文脈処理等を考慮した場合このような処理の先送りが必要であることを述べる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1991-08-15

式の連言結合と項の単一化に基づく意味合成

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