2000-EIP-8-5 流通技術に基づくアクセスログ管理方式の提案
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概要
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コンピュータ犯罪の痕跡を事後に検証する技術として, ログを記録することが一般的である.しかしながら, 従来のログの記録法法では, 管理者によるログの改ざん・消去が可能であり, 証拠保全能力の確実性という観点から不十分である.また, 従来技術において証拠保全に力点をおけば, プライバシーの保護が犠牲になるという問題があった.本稿では, 超流通の実装技術とログ記録手法の構造の類似性に着目し, たとえ管理者であっても, 痕跡を残さずにログを改ざんすることができないようなログ記録技術を提案する.また, 本手法は, 記録された利用者の情報が, 管理者に対して適切に保護される機構をも含む.これによって, 犯行の痕跡を事後に検証する機能と利用者のプライバシを保護する機能とが両立できる.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2000-06-02
著者
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