2000-EIP-8-6 超流通における使用記録の回収とプライバシー保護
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
超流通では, 所有ではなく利用に応じた課金を行なうために, 使用状況の記録を決済センターが回収し, それに基づいて料金を精算するのが一般的である.回収される使用記録にはユーザIDとコンテンツ毎の利用料の情報が含まれているため, 決済センターはユーザがどのコンテンツをどれくらい使用したのか把握できる.末松らは, ユーザのプライバシ保護のために, 決済センターにおける徴収と分配の機能を分離するセンタ分割方式を提案した.しかしこの方法では, センターへの送信が一括して行なわれ, またセンターへ送信されるデータの内容の確認ができないことから, 依然として心理的に不安が残る.本論文では, それぞれのセンターに必要な情報のみを個別に送信することでユーザのプライバシーをより良く保護する.また, 送信される情報をユーザ自身が確認できる送信手法を提案する.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2000-06-02
著者
関連論文
- 7. 超流通:知的財産権処理のための電子技術 (<特集>マルチメディア社会をめぐる法律問題 : 知的財産権を中心として)
- 複数の利用者を想定したSdLRの設計
- 超流通における使用記録の回収とプライバシー保護(:電子化知的財産・社会基盤)
- 2000-EIP-8-6 超流通における使用記録の回収とプライバシー保護
- 2000-EIP-8-5 流通技術に基づくアクセスログ管理方式の提案
- 2000-EIP-8-4 オープンソースから見た超流通技術
- 超流通技術開発の最近の動向
- ディジタル情報の権利保護技術(著作権Part.4)
- マルチメディアネットワークにおけるビジネス基盤
- ディジタルコンテンツの超流通システム
- 21世紀へのパスポ-ト--高速ネットワ-ク・大容量メディア時代の著作権管理
- デジタルオーデイオに見る超流通社会
- 超流通アーキテクチャにおける開発環境について