14. シロイヌナズナCYP90B1はC27, C28, C29ブラシノステロイドのC-22位を水酸化する
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概要
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Arabidopsis dwf4 is a brassinosteroid deficient mutant, and the DWF4 gene has been reported to encode a cytochrome P450, CYP90B1. Here, we report the catalytic activity and substrate specificity of the CYP90B1 protein. The recombinant CYP90B1 was produced in E. coli. The measurement of type I substrate binding spectra of CYP90B1 demonstrated that sterols showed 10 times stronger affinity to the P450 than the corresponding stanols. CYP90B1 activity was measured in an assay reconstituted with NADPH-P450 reductase, and the reaction products were analyzed by GC-MS. The recombinant CYP90B1 catalyzed the C-22 hydroxylation of campestanol to produce 6-deoxocathasterone. Substrate specificity of the CYP90B1 revealed that campesterol was much better substrate than campestanol, suggesting that the early C-22 hydroxylation pathway is a main route in the BR biosynthetic pathway. In addition, CYP90B1 showed the C-22 hydroxylation activity toward various C_<27>, C_<28>, and C_<29> sterols, indicating that CYP90B1 functions in the biosynthesis of C_<27>, C_<28>, and C_<29> brassinosteroids. To our knowledge, this is the first report of the biochemical evidence for the C-22 hydroxylation by the P450.
- 植物化学調節学会の論文
- 2004-10-13
著者
-
藤岡 昭三
理化学研究所
-
藤岡 昭三
理研
-
横田 孝雄
帝京大・バイオサイエンス
-
吉田 茂男
理研・PSC
-
水谷 正治
神戸大院農
-
藤岡 昭三
理研・基幹研
-
横田 孝雄
帝京大学バイオサイエンス学科
-
横田 孝雄
帝京大学・理工・バイオ
-
横田 孝雄
東大農化
-
大西 利幸
静大・若手グローバル研究リーダー育成拠点
-
横田 孝雄
帝京大 理工
-
吉田 茂男
理化学研究所
-
水谷 正治
京都大学化学研究所
-
坂田 完三
京都大学化学研
-
高津戸 秀
上越教育大学
-
渡辺 文太
京都大学化学研究所生体機能化学研究系生体触媒化学研究領域
-
水谷 正治
京都大学化学研究所生体機能化学系生体触媒化学
-
藤田 聡美
京都大学化学研究所
-
大西 利幸
京都大学化学研究所
-
渡辺 文太
相模中央化学研究所
-
渡辺 文太
京都大学化学研究所
-
渡辺 文太
京都大・化学研究所
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