視線恐怖の治療メカニズム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,視線恐怖を主訴とする被験者の,視線恐怖軽減のメカニズムを解明することが目的である。実験1では,言語反復を含むリラクゼーションによる脱感作の手続きを,実験2では,拮抗動作法による脱感作の手続きを用いた。いずれも,自己視線恐怖より,他者視線恐怖の軽減に効果的であり,distractionが視線恐怖軽減の重要な要因となることが示唆された。また,自己視線恐怖は自己の視線に関する独特の認知を伴っており,認知変容のための手続きである自己教示訓練が効果的であったと考えられる。
- 日本教育心理学会の論文
- 2003-12-30
著者
関連論文
- イメージ法と自律訓練法の妊婦に対するリラクセーション効果の比較
- 生徒と教師の心理的距離の変容に関する研究 : 現状と理想のズレの視点より
- 中高生のストレス・コーピング・スキルと性格類型に関する研究
- 学級経営に活用するグループ・アプローチのあり方 : 学級崩壊の予防・対応から積極的活用へ
- 教師のメンタルヘルスに関する研究とその課題(展望)
- 視線恐怖の治療メカニズム
- パニック障害の大学生に担任が学習の場で行うカウンセリングの効果
- 内的安定的帰属スタイルと抑うつとの関係の検討
- PG87 不登校生徒の状態像・回復促進要因と回復期間の関係
- 気分3因子モデルの妥当性の検討および気分形容詞尺度の作成
- 幼稚園教員の援助スキル変容に及ぼすビデオ自己評価の効果
- 女子大学生の友人数におよぼす自己効力と性格特性(社会的内向性・思考的内向性)の影響について
- 臨床 B-6 女子大学生友人獲得のための介入合宿効果 : 友人獲得自己効力とスキルを中心に
- 主観的幸福感と社会的相互作用の関係
- 女子大学生の友人獲得のための介入合宿の効果 -構成的グループ・エンカウンターを実施して-
- 「算数」学習への動機づけに及ぼす呼吸法と自己教示の効果
- 教師の教育実践に関するビリーフの強迫性と児童のスクール・モラールとの関係
- 言語的フィードバックが自己効力感の変容と心拍コントロールに及ぼす効果
- 日本版 Eating Attitudes Test の信頼性・妥当性の検討
- 認知行動的カウンセリングによる不安神経症の治療
- 中学生の評価懸念の高さと自己概念特徴との関連
- PB77 評価懸念尺度の作成
- ハピネストレーニングプログラムが主観的幸福感の変容に及ぼす効果
- 自律訓練法の臨床効果測定用尺度(ATCES)の開発 : 尺度の信頼性,妥当性の検討
- PB057 教師の授業努力と生徒の理解・興味・やる気の獲得との関連
- 自律訓練法の重感練習過程に関する研究--腕重感への留意と腕重感の公式言語による主観的反応の因子分析的研究
- 一般化された結果の期待としての楽観性研究
- 楽観性に関する実証的研究の展望
- 楽観的帰属様式尺度の作成
- 学習性無力感における楽観性研究
- 発達2077 幼児の社会的発達 : 乱暴な行動・けんかとの関連について
- 腕感覚への留意反復の心理的効果に関する研究
- II-12 SCLを指標とするバイオフィードバック訓練に及ぼすセルフコントロール訓練の効果(第17回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)(一般演題)
- SCLを指標とするバイオフィードバック訓練に及ぼすセルフコントロール訓練の効果
- 10.SCLを指標としたバイオフィードバック訓練におけるストラティジの役割(第16回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)(一般演題)
- SCLを指標とするバイオフィードバック訓練におけるメンタルストラティジの役割
- 10. 健常者と神経症者の,安静時におけるSCLおよびSCRの比較(第14回 日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)
- 健常者と神経症者のSCLの比較
- バイオフィードバックにおける情動安定性の指標としてのSCLの検討
- 532 コトバの情動性 熟知性と頭部及び指部容積脈波(500 学習過程)
- 音読の速さおよび非流暢性に及ぼす遅延聴覚フィードバックの効果
- 265 遊戯場面に論ける2幼児間の相互交渉に及ぼすモデリングの効果(発達2-9,200 発達)
- 感覚および言語刺激に対する情動反応
- 表情判断の正確さに及ぼす人的要因の研究
- バイオフィードバック情報の不安制御に及ぼす効果 : 不安症状を持つ被験者を対象にして
- 訓練による不安軽減のメカニズムに関する研究--ストレスモデルとdistractionモデルの比較検討
- 注意対象の転換が不安制止に及ぼす効果--拮抗制止法の治療機制に関する研究
- 演題10 SCLを指標とするバイオフィードバック訓練におけるメンタルストラテジーとフィードバック情報の役割(第20回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)
- 910 カウンセラートレーニングにおけるカウンセラー役の応答様式とクライエント役の選択・拒否反応(臨床(2),口頭発表)
- 演題16 EMGを指標とする肘弛緩反応のセルフコントロール(第19回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)
- 1027 催眠療法による夜尿の治療(心理療法,その他,臨床5,口頭発表)
- 抑うつ因果モデルの検討--抑うつスキーマと抑うつの関連
- 主観的幸福感と自己受容の関係
- 自律訓練法の重感練習過程に関する研究--腕重感への留意と腕重感の公式言語による主観的反応の因子分析的研究
- 皮膚温コントロールに及ぼすバイオフィードバックの效果(個人発表A)
- P-43 自律訓練法の重感練習において自然音の併用が及ぼす影響(ポスター発表)
- 41 拮抗条件づけによる乗り物酔いの指導(研究発表(ポスター発表-2))
- 身体運動反応と安静反応を用いた拮抗制止法の研究
- 自律訓練法による不安抑制のメカニズム
- 10 情緒的障害の軽減に及ぼす拮抗制止の効果(3) : 拮抗動作法を用いて(一般演題(III))
- P-33 シャイネス尺度作成の試み(ポスター発表-3,研究発表)
- 治療暗示の主観的判断に及ぼす効果(ポスターセッション(B))
- 10 情緒的障害の軽減に及ぼす拮抗制止の效果(1) : 基礎的検討(一般演題C)
- 6. 注意対象転換の不安制止効果(研究発表(口頭発表-1))
- 3 情緒的障害の軽減に及ぼす拮抗制止の効果(4) : 自律訓練法による症状抑制のメカニズム(一般演題(1))
- 拮抗制止法の赤面恐怖への適用に関する研究(原著)
- 自律訓練および運動訓練が心理的症状の軽減に及ぼす効果(一般演題(8),口演発表)
- 26 情緒的障害の軽減に及ぼす拮抗制止の効果(2) : 半睡暗示法による(一般演題F)
- 2 自己弛緩訓練法の研究(2) : セルフコントロールの過程(1)(一般演題(1))
- 13 自己弛緩訓練法の研究(1) : セルフコントロールとしての自己弛緩(一般演題(III))