ポケットコンピューターを用いる栄養判定方法の確立に関する研究(自然科学編)

概要

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近年OA機器の開発・普及に件ない高精能のポケットコンピューターが発売され,これを用いた栄養の管理指券面への応用が試みられて来ている。大型コンピュータート異なりポケットコンピューターはいくつかの利点と欠点をもっている,利点としては,(1)小型で持ち運びに便利であること,(2)プログラミング用語(Basic)が使いやすいように変形されていて30語程度で相当に複雑なプログラムが組めること。(3)テープレコーダー,プリンターその他を組合わせても比較的安価である等があげられる。欠点としては, (1)RAM容量が少ないため,食品成分表や栄養所要量のような大量のデーターを格納するエリアの制限があること。(2)プリントアウトにボールペンを用いるためプリントに時間がかかること等である。しかし,最近は10Kバイト(PC1500,シャープ)や24Kバイト(X-0.7,キャノン)等が開発され,この程度の容量があればかなり大量のデーターを格納し複雑な統計処理が可能である。ただし,目的に応じた機能を果させるためには自身でプログラミングするか,既製のソフトを利用しなければならない,今後このような既製ソフトも開発されるであろうが,少しでも目的が異なると(食品成分表の数値のとり扱い方や表示方法の違い等)使いものにならなかったり,あやまった結果や評価につながるので問題である。著者等は以上のような条件を前提として,栄養状態評価,栄養管理・指導のためのポケットコンピューターのプログラミングを行なって来たのでその結果について報告する。
千葉県立衛生短期大学の論文

ポケットコンピューターを用いる栄養判定方法の確立に関する研究(自然科学編)

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