山村のあるべき姿 : ひとつの思考実験(ゲダンケン・エクスペリメント)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
山村の「あるべき姿」の原則は,以下のとおりであるべきだと筆者は考える。1.「自立・自尊」原則の確立 この原則の構成要素は,次のとおりである。(イ)独自の生産文化の形成(ロ)自然利用率向上による「豊かさ」の追求(ハ)個性的な生態域-水土保全の徹底(ニ)個性的な生産者による「生産の個性」の追求(ホ)ストック型、循環の資源活用2.地域固有技術(ヴァナキュラー・テクノロジー)の確立(イ)職人技術の再生とその市場拠点の形成(ロ)地域住民の暮らし,それ自身を豊かにする技術(ハ)技術に基づく人間連帯と「共同の喜び」の形成(ニ)生産と生活の一体化(ホ)自然と共生した技術のふる里づくり3.組織活動の推進(イ)地域内住民の「人の和」を基盤にし,地域外との連帯「人の輪」づくり(ロ)閉鎖性よりの脱却(ハ)同等性を持った多種多様な人間同志の連帯(ニ)価値の多元化と生産の複合化
- 岐阜大学の論文
- 1984-12-15
著者
関連論文
- 1 名古屋市の雑木林公園の植生及び土壌(中部支部講演会)
- 名古屋市南部の都市公園・緑地の樹種の多様性に関する研究(平成11年度 日本造園学会研究発表論文集(17))
- 報告I.林業大学校教育と後継者問題 : 岐阜県林業短期大学校の事例(若手林業労働力の再生産問題,林業経済学会一九七九年度第二回例会)
- 報告I.日本林業の現状認識 : 林業白書「特集記事」の論調とそれに対する批判(林業白書問題-最近数年間の特集記事の分析を中心に-,林業経済学会一九七八年第一回例会)
- アジア諸国における食肉市場の構造
- 都市近郊里山地帯の最適利用モデルの策定に関する研究(V) : 農地及び森林の利用・保全 : 山形県鶴岡市・山形市,栃木県栃木市,広島県尾道市,香川県高松市,愛媛県宇和島市,大分県日田市及び長崎県長崎市の実態分析
- ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)によるクマハギの発生原因の検討
- 野生生物の生息環境管理に関する研究 : ニホンカモシカによる食害地と幼齢造林地の分布
- ヒノキ幼齢造林地におけるニホンカモシカの食性--糞分析法による季節変化の解明
- ニホンカモシカの林業問題--林木食害問題に関する林学的検討-2-食害の「問題化」の経緯と現在までの対策について
- ニホンカモシカの林業問題--林木食害問題に関する林学的検討-1-食害問題の理解に向けて
- 天然記念物の保護に対する樹木医学的研究 : 岐阜県宮村「臥龍桜」を対象に
- 木材価格の形成機構に関する研究 : ヒノキ丸太の商品分化
- ニホンツキノワグマ(Ursus thibetanus japonicus)による林木剥皮と林床植生の関係
- ニホンツキノワグマの食物現存量の季節変化
- ニホンツキノワグマによる造林木被害発生機構とその防除法の研究
- アジア諸国における食肉市場の構造
- 二次林保全の社会経済的意義
- 都市近郊里山地帯の最適利用モデルの策定に関する研究(III) : 農地及び森林の利用・保全 : 秋田県横手市,山梨県甲府市,群馬県赤城村,滋賀県甲賀町,大阪府高槻市及び河内長野市の実態分析
- 都市近郊里山地帯の最適利用モデルの策定に関する研究(II) : 都市成長と里山空間の変貌 : 秋田県横手市,山梨県甲府市,大阪府高槻市,及び河内長野市の実態分析
- 山村のあるべき姿 : ひとつの思考実験(ゲダンケン・エクスペリメント)
- ヒノキ幼齢造林木の幹形比較
- 林業組織化の論拠
- 銘柄材形成の産地組織--「東濃檜」製材産地構造
- 地域林業をどう組立てるか--広葉樹林業のすすめ
- 地域林業組織化の主体
- 地域林業の現段階--福井県足羽川流域林業地-1-
- 岐阜県森連東濃共販所をめぐる素材生産・流通構造に関する研究-2-原木販売の機能
- 公有林の管理・経営に関する研究--岐阜県下呂町財産区の事例
- 県森連東濃共販所をめぐる素材生産・流通構造に関する研究-1-東濃共販所の展開過程
- 森林資源の新しい管理方策に関する研究(II) : 「立山・飛越地域」におけるケース・スタデイ
- 公有林経営と地域林業の展開--岐阜県加子母村における研究
- 国産材供給の組織化に関する研究I : 岐阜県郡上地域産スギ材について
- 報告3.意識調査からみた林業経営の実態(日本経済の構造転換と森林経営の展開,1989年度春季大会)
- 自然保護と林業の立場 (ブ-ムの根本問題)
- 「戦後型」の産地構造
- 銘柄材産地形成の理論
- 中部・北陸地方・地域林業をどう構築するか--三河・足羽林業の実態検証を通じて (80年代における地域林業の再構築をめぐって-2-)
- 東濃ヒノキの産地構造 (77年西日本林業経済研究会の概要)
- 現代の地域開発政策の論理 (地域開発と林業および山村(第11回西日本林業経済研究会報告))
- 報告3 地域林業の戦後的展開 (1971年西日本林業経済研究会)
- わが国公有林野政策の基礎的形成--山口県における公有林野の形成と展開
- 林業労働問題(1966年関西林学会シンポジウム)
- 林業労働問題--1966年関西林学シンポジウム
- 都市近郊里山地帯の最適利用モデルの策定に関する研究(IV) : 都市成長と里山空間の変貌 : 山形県鶴岡市・山形市,栃木県栃木市,広島県尾道市,香川県高松市,愛媛県宇和島市,大分県日田市及び長崎県長崎市の実態分析
- 都市近郊里山地帯の最適利用モデルの策定に関する研究(I) : 実態のモデル化手法
- 林業経営における税制問題の研究 : 特に相続税に関して
- プリポリマーによる腐朽菌の活動抑制効果(一般講演(口頭発表),第5回大会講演要旨)
- 森林環境と景観(景観とデザイン)
- 森林資源の新しい管理方式に関する試論 : 森林のレクリェーション利用に対応して
- 林業経営の実態と経営者の意識構造
- 林業の現在的課題 : 戦後の林業経済研究のあゆみを踏まえて
- 新たな「森林産業像」を展望し得たか(森林・林業・木材産業に関する基本的課題(II))
- 高山における針葉樹材市場の研究
- 地域林業の研究(岐阜県八百津町) 公有林経営と森林組合の機能
- 開発と自然環境保全 愛岐丘陵をめぐって
- 「戦後型」の産地構造
- 3. 自然保護と林業の立場(ブームの根本問題)
- 銘柄材産地形成の理論
- 地域林業をどう構築するか : 三河・足羽林業の実態検証を通じて(特集四 中部・北陸地方,八〇年代における地域林業の再構築をめぐって(2))
- 報告1 東濃ヒノキの産地構造(77年西日本林業経済研究会の概要)