知的障害児のサマースクールに関する一考察(その3) : 活動内容と指導に関するケース研究を中心に

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概要

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知的障害児のための「第3回サマースクールin宇都宮」を実施した。対象とした児童数は昨年と同じく30名であるが,一昨年・昨年と比べ養護学校児童の人数が増え,障害の程度・種類も重度化・多様化した。こだわりや集中力のなさによって集団行動への参加が難しい児童も少なくない。そこで,そのような児童を対象とし,児童の活動への参加状況とボランティアの対応について,記録者が観察記録を取り,活動内容と指導のありかたについて検討した。集団参加の困難な自閉症の児童に対しては,スケジュールカードなどの構造化が有効であった。児童への個別的な働きかけにより,活動への参加度は比較的高かったが,ボランティアが指導場面で戸惑うこともあった。また,指導の一貫性などの課題も明らかになった。
宇都宮大学の論文
2003-04-01

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