<総説>視覚障害児・者の睡眠行動に関する研究 : その意義と展望
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概要
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本論文では, 視覚障害児・者の睡眠行動に関する研究の意義, その研究の史的背景を紹介し, 今後の研究を展望する.視覚障害児・者の睡眠行動の研究は, 睡眠行動という側面から視覚障害児・者の心理・生理的な特性を明らかにするとともに, 視覚からの情報入力と睡眠調節との関連を調べるのに重要であると考えられる.視覚障害児・者の睡眠行動に関する組織的な研究は極めて少ない.研究の主な課題は, 夢見の内容やそれと急速眼球運動との関連を調べるものがほとんどであった.近年では, 生体リズムの発生機序とそれに影響を与える環境因子を明らかにする目的から, 視覚障害児・者の生体リズムに関する研究例が数多く見られる.しかし, 視覚障害児・者の脳波的終夜睡眠経過の特徴はほとんど知られていない.終夜睡眠ポリグラフ記録を用いて, 視覚障害児・者の終夜睡眠経過を, 脳波的睡眠段階の観点から組織的に調べることが必要である.今後, 視覚障害児・者の睡眠行動に関する基礎資料をより多く収集することが望まれる.
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
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宮田 洋
関西学院大学文学部
-
宮田 洋
関西福祉科学大学社会福祉学部
-
宮田 洋
関西福祉科学大学社会福祉学部社会福祉学科
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宮田 洋
関西学院大学 文学部総合心理科学研究室
-
保野 孝弘
川崎医療福祉大学医療福祉学部臨床心理学科
-
保野 孝弘
川崎医療福祉大医療福祉学部臨床心理学科
-
宮田 洋
関西学院大学
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