<原著>健康成人を対象とした終夜睡眠中の脳波的覚醒及び行動的覚醒における第1夜効果
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概要
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本研究の目的は, 健康な大学生を対象に, 終夜睡眠中におけるEEGarousalの第1夜効果を調べることであった.男子大学生5名(平均年齢21.4歳)を対象に, 実験室内で連続5夜の終夜睡眠ポリグラフ記録を実施した.EEGarousalは, アメリカ睡眠障害協会(AmericanSleepDisordersAssociation)の定義に準じて判定された.加えて, 睡眼中の覚醒に対する自覚を, 被験者からのボタン押し反応(BSA)で検出した.その結果, EEGarousalの平均出現数は第1夜目で増加したが, 夜間のEEGarousal及びBSAの平均値の差に統計的な有意差は認められなかった.EEGarousalは第1夜効果を受ける可能性があるが, 行動的覚醒にはその効果は反映されないと考えられる.
- 川崎医療福祉大学の論文
- 2001-08-25
著者
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