バレイショのポリペプチド性プロティナーゼインヒビターの分離と性質について
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概要
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バレイショの塊茎から, セファデックスG-50ゲル滬過とCM-セルロースクロマトグラフィーによって, 5種のポリペプチド性トリプシンインヒビター(TI_a, TI_b, TI_c, TI_d及びTI_e)と4種のポリペプチド性キモトリプシンインヒビター(CI_a, CI_b, CI_c及びCI_d)を分離した。これらの中, TI_c, CI_a及びCI_dについて化学的並びに物理化学的性質や酵素に対する阻害特異性を調べた。三者とも約50個のアミノ酸から成る1本のペプチド鎖を有し, TI_cとCI_dのN末端はアルギニン, 又CI_aのそれはプロリンであった。C末端は三者ともアルギニンであった。TI_cはトリプシンを化学量論的に阻害したが, キモトリプシンやズブチリシンに対する阻害活性は弱かった。CI_aとCI_dはともにキモトリプシンのみならず, ズブチリシンも化学量論的に阻害したが, トリプシンは殆んど阻害しなかった。
- 神戸大学の論文
- 1983-01-30
著者
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清原 利文
神戸大学農学部
-
内田 和人
神戸大学農学部
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清原 利文
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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清原 利文
神戸大学農学部生物化学研究室
-
吉川 三吉
神戸大学農学部
-
岩崎 照雄
神戸大・生物機能
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岩崎 照雄
神戸大学農学部
-
清原 利文
武庫川女大 生活環境
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