アルギン酸の酵素的分解でえられるオリゴウロナイドについて (III) : 不飽和トリウロナイドの部分分解でえられるジウロナイド
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概要
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1) 不飽和トリウロナイドを沸騰水浴中で加熱処理すると飽和ジウロナイド, 2-フランカルボン酸, および5-カルボキシ-2-ホルミルフランが生成した。2) このジウロナイドはD-マンヌロン酸, およびL-グルロン酸からなり後者を還元性末端基とするもので, その構造はβ-D-mannopyranosyluronic acid-(1⟶4)-L-guluronic acidと推定される。3) このジウロナイドのバリウム塩の比旋光度は(〔α〕)^<29>_D-29°(c 5.8,水)であり, またその結晶ブルシン塩はm. p. 169-170℃, (〔α〕)^<10>_D-38°(c 6.0,水)であり, 結晶2,4-ジニトロフェニールヒドラジン誘導体はm. p. 186-187℃であった。
- 神戸大学の論文
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