アズキのtrypsin isoinhibitorsの分離およびそれらの性質
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概要
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既報の分離方法を改良することにより, 比較的容易に純度の高いトリプシンインヒビター標品を得ることができた。今回得た5種の標品は電気泳動的には互に異なる挙動を示すに拘らず, その他の性質は殆んど類似していた。又これらは, トリプシンとの反応部位としてLys-Ser及びArg-Ser結合をもつ双頭インヒビターであり, それぞれの阻害定数は0.53nM及び18nMであった。従ってLys-Ser結合のトリプシンに対する親和力はArg-Ser結合の34倍の強さである。
- 神戸大学の論文
- 1983-01-30
著者
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清原 利文
神戸大学農学部
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清原 利文
武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科
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清原 利文
神戸大学農学部生物化学研究室
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吉川 三吉
神戸大学農学部
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岩崎 照雄
神戸大・生物機能
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岩崎 照雄
神戸大学農学部
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横田 耕一
神戸大学農学部
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清原 利文
武庫川女大 生活環境
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